神行太保 戴宗 ――神行法を駆使する情報担当頭領


★表の見方
 
宿星 天速星 順位 20位
登場 37回 入山 41回
他の呼び名 戴院長(土地のものがこう呼ぶ)(36)
出身地
年齢
家柄 親族 家族がない(39)
義兄弟 楊林(44)
入山前 江州の牢役人(36)
身長 得物
  • 朴刀(41/99)
  • 容貌・風貌
  • 面は闊く唇は方に神眼突す(38・詞)
  • 痩長清秀の人材(38・詞)
  • まことに儀容整然として、世にたぐいない姿(76)
  • 性格・人物像
  • いたって欲のない、義にあつい男(36・呉用曰)
  • あの人(*戴宗)が…やってきたときには、まずいことになりますぜ(37・江州牢城の看守曰・つけとどけを出そうとしない宋江に対して)
  • なかなかひどい人で、そのうえ腕も立つ(37・江州牢城の看守曰)
  • あとへはひかぬ男(62)
  • 特技 一日に八百里の道を歩く術を心得ています(36・呉用曰) 神行の法(38) 他人にはまねのできない道術(38)
    入山後の持場・職分 【持場】
    山の右の寨(51)(相役:林冲)
    →右軍の寨(60)(相役:呼延灼・朱仝・穆弘・李逵・欧鵬・穆春)
    →正殿の第二段の右のならびの棟(71)(相役:燕青・張清・安道全・皇甫端)
    【職分】
    情報の探知を統べる頭領(71)
     登場したときは、すごい剣幕で宋江から袖の下を要求する(37回)。呉用は「欲のない、義にあつい男」と言っていたが、この時点では江州の牢屋の看守が言うとおりの「なかなかひどい人」といった感じだ。しかし、彼の弱みを知る余裕綽々の宋江に梁山泊の呉用との仲を指摘され、宋江が自己紹介をするや、ぱっと平伏してしまう面白い好漢だ。以後は人間が変わったかのように宋江とつきあい、「義にあつい男」っぷりを見せてくれる。
     恐い男であることは確かだが、打ち解ければ気のいい人で、茶目っ気もある。李逵も、そんな戴宗がいたから、恩赦が出た後も江州に留まったのだろう。李逵とのコンビは面白い。53回、言いつけを破った李逵を戴宗が神行法でいたぶる場面は、前回52回が梁山泊が高廉の道術に歯が立たなかった息詰まる展開であったので、いっそうおもしろい。
     ところで、神行法を使えるのは天下で戴宗ただ一人のようだが(120回本では馬霊が神行法を使っているが、馬霊は「第三の目」を持つ人間離れした人物で、しかも方式がまったく違うので、ここでは除外する)、誰からその術を学んだのだろうか。


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