宿星 | 地微星 | 順位 | 58位 |
登場 | 32回 | 入山 | 35回 |
他の呼び名 | |||
出身地 | 両淮(32) | ||
年齢 | |||
家柄 | 親族 | ||
義兄弟 | |||
入山前 | 荷車引き(32) →燕順と清風山に上って盗賊となる(32) | ||
身長 | 5尺未満(32) | 得物 |
・槍(32/48) ・刀(32) ・腰刀(34) ・朴刀(34) ・鋼刀(69) |
容貌・風貌 |
・鋭い目付き(32) ・形貌は崢エ(彫が深くごつごつしている顔?)(32・詩) | ||
性格・人物像 |
・粗野で貪欲(32) ・色好み(32・48) | ||
特技 | 一本槍のすぐれた使い手(48) | ||
入山後の持場・職分 |
【持場】 鴨嘴灘(44)(相役:鄭天寿) →裏山に寨を設けて、馬匹の監督(51)(相役:扈三娘) →左のほうの陸寨(60)(相役:扈三娘・曹正) 【職分】 三軍の内務をつかさどる騎兵軍の頭領(71) | ||
金には目がくらみ、女には目がない。ここまで性格が悪い好漢もそういない。しかし水滸伝の中ではその「好漢」らしからぬ性質ゆえに、小者ではあるが非常に目立ち、妙な存在感がある好漢である。どこか憎めない男である。 王英は、水滸伝の中では「王矮虎」と、名前とあだ名が混じったような呼び方をされることが多い。これは、小説水滸伝成立以前の雑劇に見える「王矮虎」という人物が王英の原型であるゆえのようである。「矮虎」というのは明らかにあだ名っぽいので、「王矮虎」を「矮脚虎王英」と改め、あだ名と名前の両方を作り出したようだ。 |