混世魔王 樊瑞 ――史進らを苦しめた山賊道士


★表の見方
宿星 地然星 順位 61位
登場 60回 入山 60回
他の呼び名
出身地 濮州(60)
年齢
家柄 親族
義兄弟 項充・李袞(59)
入山前 芒トウ【石+昜】山を根城にする賊(59)
身長 得物 ・流星の銅鎚(60)
・混世魔王の宝剣(60・道術用)
・竜泉の刀(76)
容貌・風貌
性格・人物像 ・弱年にして全真先生(道士)となった(60)
特技 ・よく風をおこし雨を降らす(59)
・兵を用いること神の如しといわれている(59)
*一方で「陣法については知るところがなく」(60)とも書かれている
・世間をわたり歩いてひとかどの武芸を身につけ、馬上で流星鎚を使ってはなかなかの名手(60)
・将を斬り旗を奪い、容易に人をよせつけない(60)
・神術や妖法ならつかいなれていた(60)
入山後の持場・職分 【持場】
山の表側の第一関門(60)(相役:雷横)
→忠義堂の右側(71)(相役:花栄・項充・李袞)
【職分】
歩兵軍の将校(71)
 樊瑞は道術もできるが、道術では公孫勝の方が腕前は上だったので、もっぱら歩兵の頭領としてはたらき、李逵・鮑旭・項充・李袞といっしょに戦場に出て行くことが多い。公孫勝が方臘戦の直前で去ったので、それ以降は道士としての力量を発揮した(117回)。
 60回、樊瑞が梁山泊に投降すると、宋江は公孫勝に五雷天心の正法(道術の極意)を教えてやるよう言い、樊瑞も喜んでいるが、公孫勝の反応は書かれておらず、その後公孫勝が正法を教えたかどうかも分からない。宋江の頼みではあるが、公孫勝は師匠の羅真人から教わった秘術を勝手に樊瑞に教えるわけにはいかなかったようだ。


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