母夜叉 孫二娘 ――人肉饅頭作りに一生懸命の恐い女性


★表の見方
宿星 地壮星 順位 103位
登場 27回 入山 58回
他の呼び名
出身地
年齢
家柄 親族 夫(張青・17) 父(27・すでに亡くなっている様子)
義兄弟
入山前 十字坡で居酒屋を開く(27)
身長 得物 ・鋼刀(69)
容貌・風貌 ・殺気を帯びた眉、するどい眼光、太い腰や手足(27)
性格・人物像 ・なかなか天晴れなやつ(17)
特技 武芸。父からとっくり仕込まれている(27)
入山後の持場・職分 【持場】
西路の居酒屋(58)(相役:張青)
→山麓の四路の見張りの居酒屋(西の居酒屋)(60)(相役:張青)
【職分】
情報を探知し来客を迎接する頭領(西山酒店)(71)
 人肉饅頭を出すおそろしい居酒屋を切り盛りしているのが孫二娘。武松と護送役人が店に入ってくると、むやみに人肉饅頭を勧める(27回)。そんなものを勧めるとは、恐ろしい女性である。
 容貌も殺気を帯び、また父親から武芸を仕込まれて腕も立つ。店の子分が二人がかりでも持ち上げられなかった身の丈八尺の堂々たる武松の巨躯を軽々と持ち上げているから(27回)、相当腕力がありそうだ。これだけ強いから、薬の入った酒さえうまく飲ませれば、どんな強い人でも料理してしまうことができる。それゆえ、夫から殺すことを禁じられている罪人や雲水にまで、手を出したくなるのだろう。


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