鳳を手なずけた高士




<2005年5月画 (「ファインドアウト」2005年7月号掲載・イラコン提出作品)>

 激細筆を買ったばかりで、細い線が出せるのをかなり楽しみながら描いた一枚。気合だけはいつも以上に入ってます。

 モデルは周瑜。これを描く前、無双周瑜を落書きしてたのですが、その勢いを駆って描いたので周瑜似に…(笑)。

 こだわったのは構図と色。
 構図はひたすら、きれいに見えるようにしました。鳥の羽、あれだけ広げてれば人物の前に来るはずなのですが、それすら無視して…。むしろ鳥は、鳥であるより装飾として描いたといってもいいかもしれません。
 色はまず、人物に寒色、鳥に暖色を使って二者の区別をつけます。
 さらに人物は、服に薄い色、服の一部と冠から垂れる布に濃い色をつけてメリハリを。鳥も同様に、末端に行くほど濃い色を入れてメリハリをつけました。頭の羽と尾羽の先あたりは、かなり濃い赤と黒を入れてます。そしてなにより、グラデーションがきれいに見えるよう丁寧に塗り。グラデーションを魅せるため、羽の枚数も少なくしました。

 イラコンでは畏れ多いことに6位入賞させていただきました…ありがとうございました(>_<)!!



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