BC592  12.【明鑑】



郤克と士会・その2。士会の思考&郤克のけじめの一言。
これでラスト。長らくのおつきあいありがとうございました!



■目次■
1.【憂煩】 2.【回顧】 3.【解煩】 4.【睦親】 5.【解桎】 6.【転】
7.【反風】 8.【博奕】 9.【問天】 10.【再会】 11.【負心】 12.【明鑑】


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【おわり】



以下は全体のいいわけです…


書き始めて数ページのうちは、げきもーとししょーさんの二人でネタ方向に走ろうとしてたのですが、
ふと斉での笑われ事件を描きたくなったのですよね…お蔭で、最初数ページとその後の空気の重さの違いがえらいことに;

その後は、描きたいことを次から次へと、先のこともあまり考えずに足していきましたね…
郤克士燮の二人に、士燮欒書の二人に、郤克欒書の二人に…って感じで。
鞍の戦いに出る三卿を組み合わせて、いろいろ妄想してみた感じ。
うまく描くことはできなかったけど、欒書様を出してげきもーに対する文句を言わせることができたのはよかったと思います…
お蔭でししょーさんがとんだとばっちりを食う事になりましたが(笑)。
全体的にげきもー視点で、最後もだいぶげきもーがかわいい感じで締めてしまったのですが、
断道の盟や鞍の戦いの後の郤克はホンマに滅茶苦茶やってますからね…
郤克のその点にもちっとは触れて行かないとあかんなーとは思ってたので、欒書様に郤克の悪いトコを言ってもらった。文句も兼ねて。

どう締めるかでけっこう悩んだんですよね…。当初、士燮と欒書が揉めてるとこで締めてしまおうかと考えたんだけど、
うまい締め方が思い浮かばなかったのです。
で、前のページをいろいろ見返してて、郤克が士燮に一言詫びを入れたところで、
「なんならげきもーには、士会本人に対して詫びを入れてもらおうか…」と思ったのです。
そもそもこのまんがは、郤克が士会に執政の座を譲らせてしまったことを気に病んでたところから始めたので、
そいつに完全にけりをつけるには、士会に面と向かって一言詫びを入れてもらおうかな、と。
で、士燮に仲介してもらって、士会に会って貰った訳なのです。士会に会ってからが、また長くなってしまったのですが…;
で、ごめんの一言で終わりにしてもらった。郤克と士会の場面で気をつけてたのは、途中で郤克に「ごめん」の一言を
言わせないようにしたこと…それをにおわせるような態度は取ってましたが、この言葉だけは最後に取っておこうと思ってた。
あと、げきもーの口元に笑みが浮かぶのも、一番最後のコマが最初で最後なのです…途中のネタ場面を除くと(笑)。
士会に謝ったところで、斉攻めについての感情的な後腐れがなくなった…というのを描きたかった。



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