ヒツの戦いの晋のみなさん


荀林父さんは苦労人(笑)

<2010年6月>

春秋に曰く…
「夏六月乙卯、晋の荀林父 師を帥いて楚子とヒツに戦う。晋師敗績す」。

ヒツの戦い(BC597)があった、この六月乙卯というのが、6月14日に当たるらしい。
ということで、6月14日合わせで描いた晋の六卿…
…に見せかけて、中軍の佐のアホの先コクの代わりに、司馬の韓厥がいます。
晋はこの戦いで歴史的大敗を喫するのです…。。。
先コクとか、趙旃とか、魏リが好き勝手やらかすから、もう…!!
ちなみに、荀首の子・荀オウ(知オウ)が楚に捕らわれるのも、この戦いに際してのことです。

描いたのは以下の6人です↓
荀林父(一番手前/中軍の将=元帥)・韓厥(荀林父の右/司馬)
・趙朔(一番上/下軍の将)・欒書(趙朔の右/下軍の佐)
・士会(一番左/上軍の将)・郤克(士会の右/上軍の佐)







【おまけ:大雑把すぎるヒツの戦いのイメージ】
※晋は、楚に攻められている鄭(同盟国)を救うために出陣しました。
が、鄭は楚に降参…

荀林父:「鄭が楚に降った…? ならば援軍に意味はないな…引こう」
士会:「賛成〜」
先コク(中軍の佐):「何だとっここまで来て撤退なぞできるかっ」

荀首(下軍大夫):「な…テイ子(先コク)が勝手に黄河を渡ってる!?」
荀林父:「な、なんだって…!?? もおお(涙)」
韓厥:「もしテイ子が敵の手に落ちれば貴方の罪は甚大ですぞ。
  皆で黄河を渡って罪を分かてばよろしい」
荀林父:「……やむをえまい…;;」

(全軍、敵である楚軍のいる黄河の南岸に渡河)

先コク:「戦うったら戦うんだ! 楚に勝てるって!」
欒書:(何を言いやがるこの馬鹿野郎(怒))「私は反対だっ!」
趙同・趙括(大夫):「俺ら欒伯に反対〜テイ子(先コク)に賛成〜」
欒書:(怒)
趙朔:「私は、欒伯の意見は素晴らしいと思います〜」
欒書:「趙孟…///」←すみませんここ完全にねつ造(笑)

(そして、戦いたい人たちが余計なことして晋軍は惨敗)

士会:「楚軍は当たるべからざる勢いだな…伏兵を使って撤退するか…
  皆で謗りを分かち、兵を生かすのも悪くはあるまい」
郤克:「よっしゃーー手伝うよ士季殿!!」
(そして上軍のみ無事撤退とか凄すぎるじゃろ…)


こうして、晋は覇権を楚の荘王に奪われてしまうのでした…。




ギャラリーへ  ホームへ