南国蛮地へようこそ〜


北方人には厳しい夏

<2010年7月>

春秋楚の国より、手前から共王・養由基・伯州犂。
夏場のトップ用に描いた一枚です。

晋から楚に亡命してきて、楚の暑さにへろへろしている伯州犂を描きたかった…(エエッ)。
一方、生まれも育ちも南方の二人は元気です。
…むしろ、何て暑苦しい衣装を着せてるんだ自分…;
趣味に走った結果、実用が伴ってないマイデザイン;;
南の夏って超暑そうですよね…普通に気温は高いし、湿度だって高そうだし。

伯州犂が楚にいて、且つ共王様が片眼を失っていない夏というと、
(↑共王はエン陵の戦いに於いて晋の魏リに目を射られた)
エン陵の戦いを控えたBC575年の夏しかありません。
これから晋との大戦だってのに何してんねん、というツッコミは
なかったことにしていただけるとありがたいです…(笑)。

ちなみに、養由基が弓袋に入れている植物は、コ【木+苦】という木のつもりで描きました。
この木が矢柄の材料になるらしいので(『左/氏会/箋』にそんなようなことが書いてあった)。
ニンジンボクという木に似ているそうなので、ニンジンボクを参考にしながら描きました。

…養由基、本当はあごヒゲがあるはずなんですけど…見事に描き忘れました(…)。




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