韓厥氏作画過程&ぼやき



作画中のメモです。
自分用に残すメモなので、読む方に非常に不親切な書き方になっています。


■所要時間(だいたい)
着色:15時間程度?

■画材
シグノ超極細ブラウン(0.28mm)
ポスターカラー
セーブル(イタチ)毛の細筆



久々にオリジナルデザインの人物を描いてみました。
晋の韓厥。今プチはまり中です…(笑)。

韓厥に関しては、以下のイメージが当初からありました。
■寒色多め←冷静沈着なイメージから
■黒も多い←他人の意見に左右されない(他の色に染まらない)
■髪は紫色
■上着は黒、その縁は緑色

これを頭に置いて、配色を決めて行こうと思いました。

まず、上着(黒)→上着の縁(緑)→帯・襟(濃い黒)→腹の当て布(ベージュっぽい色)→スカート(なのか?)の赤…と塗ってみた。実は当初、あのスカートは赤かったのですよ↓

途中経過。髪や腰から垂れた帯の色もつけた後ですが…

のですが、この赤が浮いて浮いて気持ち悪くて仕方がない…。

ここにくすんだ赤を持ってきた理由は…
・髪を紫、他を寒色と黒で構成しようと思っていたので、赤味を持った色を紫以外にも置きたかった。でないと、赤+青でできている紫の赤味が浮きそうだと思った。
・普段暖色を使い慣れてるので、ここに置くべき寒色が浮かばなかった

…ということがありまして。
で、他の寒色を邪魔しないような地味で赤味のある色を…と思って絵の具を練ってたらこんな色になった…。


けど、上着の縁の緑と反発してしまった感じで、どうにも気に入らなくて(苦笑)。一週間ほど放置しましたよ…。


で、髪・腰の飾り布・黄色のパーツを塗ってみたものの、やっぱりあの赤が気にいらず、結局スカートの色は変えました(笑)。

なるべく寒色構成にする方針だったので、やはりスカートは寒色にし、腰から垂れてる布に赤い色を置いて赤味のバランスを取ることにしました。

それと…上着の際から、唯一の鮮やかな暖色が見えるのも色っぽくていいかなぁ…と(笑)。
全体を寒色と黒にすれば、衣を払うと下の飾り布の暖色がちらっと見えるチラリズムが生まれて、これがまたいい…みたいな?<変態

韓厥と言う人も、普段は冷静沈着を形にしたような人なのですが、時々激情を表に出すこともあるので(主に趙朔族殺事件前後)、唯一の鮮やかな暖色が彼の心底の激情の表現にもなるかなぁ…とも思いましたので。


上着の縁の黄色の強い緑とは違う感じで、青みを帯びた緑でスカートを塗りました。緑…好きですから(笑)。


そして、あの形で落ち着いた、という感じです。けっこう悩みの多い一枚でした…。
鮮やかな暖色を配した飾り布がポイントになるのですが、ちょっと模様の描き方が悪かったですね…ちょっとうるさすぎる印象が。模様を細かく描きすぎたかな…。
模様や図案を描くのが苦手です;;


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