晋祠




晋祠公園入口
晋祠公園到着です。
このページは写真満載でお送りしますよ〜


■晋祠公園
バスの乗客の皆さんがこの晋祠公園で降りたのも、着いてみた後に納得。
大変立派な公園で、観光地として成立しておりました。
そしてまた客引きが凄絶に鬱陶しい!!! バスの降車口に客引きが押し寄せてきて…お、降りられんじゃないかっ! その…普通に観光させてください…(涙)
山西省といえば、山西商人が有名でしたな! 彼らが活躍の場を広げるとともに、彼らが崇めていた財神としての関羽像も広がっていったとか何かで読んだな(関羽は山西省の出)! でもそんな山西商人魂はいらんのじゃーーー!!!<もーー本当に鬱陶しかったんです;

さて、こんな愚痴はさっさと切り上げて、存分に晋祠公園の景色をご覧ください! 驚くほどに立派でございましょう!?


きれいな橋


橋の脚元とか


「晋祠」の額のある建物とか
写ってる方の大半はここで何らかの商売してる人…


広い道ですよね〜


こんな庭園まで!


格子が綺麗です


高い楼もあります


誰が誰だか分からなくてすみません;
唐の李淵(高祖)とその仲間たちの像らしいです。
李淵挙兵の際に、この晋祠に祈ったんだとか。



立派な公園だということがお分かりいただけたと思いますが、もう一つ驚くべきことがあります…。


実はまだ晋祠には着いていないのです


…どうです? びっくりしました??
…ちうか、途中でこの事実を知った自分たちの受けた衝撃は半端なかったです…。
ガッツリ写真撮りまくってたのに、こんなに歩いてるのに、まだ晋祠に着いてないって、そんなバカなっ…(バタ)。


ここまでは晋祠『公園』であって、『晋祠』ではないのです…
この公園、50ヘクタールあるそうですよ…なんか、頑張る方向が違うような気がするんですけど…;; この公園までは誰でも無料で入れるので、ここに遊びに来る方も多かったんでしょうね。多分。
晋祠の入り口は、これらを抜けた先のここです↓


入り口まで優に1キロは歩いたと…;
ここの門の左側でチケットを買って、やっと晋祠に入ります。


後ろに見える山は、懸甕山という山でしょうか…晋水(晋渠)という川の水源らしいです(by大漢和)。
『戦国策』(趙策)や『水経注』は、知瑤(知伯)が趙無恤の籠る晋陽を水攻めにした時、この晋水の水を用いたと言ってます。『史記』(趙世家)や『国語』の韋昭注が汾水の水をを引いたと言っているのとは、少し違います。両方引いたんじゃね?という意見もあるようです。晋水は汾水に合流するよう川のようですし、知瑤的には引ける水はどんどん引いて晋陽をあっぷあっぷさせたかったでしょうから、引けるもんなら晋水も汾水も引きたいだろうなぁ。


     *     *     *


■晋祠
ようやく晋祠内部に入ります。
公園もだだっ広かったですが、内部もかなりの広さです。全ての箇所はとてもじゃないが回りきれないので(時間的・体力的に)、唐叔祠(晋の祖・唐叔虞の廟)と聖母殿(唐叔虞の母・邑姜の廟)をターゲットにして回ることに。


割と入り口近くの建物だったと…
建物の名前を覚えてませんが(…)雰囲気がすごく素敵な建物。


建物が多くて覚えてないのです;
建物の名前を(略)  関帝廟…だったかな…違うかな…


中には入ってません
これはトイレ。立派だなぁ…


唐叔祠
この階段の上が唐叔虞の廟です。メインの道よりちょっと外れたところにあります…


唐叔祠の社殿
唐叔祠。この中に晋の祖・唐叔虞が祀られてます。内部撮影禁止なので遠くから。
唐叔祠は『水経注』にもその名が見え、その頃(北魏)から既にあるみたいです。


社殿側から入り口方向を撮影しました
唐叔祠の前庭。柱の赤と壁の白、木の緑がそれぞれ映えてきれいです。


遠くから
聖母殿。メインの道の一番奥にあります。唐叔祠はちょっと外れにあるのに…


柱に巻きついてる龍がすごい迫力
聖母殿。今に残る北宋の建築物。晋祠の建物の中でも最も古く、壮麗なのだとか。
確かに、これには圧倒されました。


智(知)伯渠
おまけ。
晋祠内を走る小さな水路は「智伯渠」という名前のようですよ。智(知)伯=知瑤。
多分、ここに写ってる水路がそうかと思います。
…さしもの知瑤でもこんな小川の水では晋陽を水浸しにできないでしょうが、ここが晋陽を水攻めにするのに使われたという晋水の水源っぽいということと照らし合わせてみると、この水路の水源も、案外晋水の水源と一緒だったりしてなぁ…。


     *     *     *


夕方まで晋祠を見て回って、またバスで市内中心部に戻りました。
その後、軽く迷いつつバスターミナルに行き、明後日乗る大同行きのバスのチケットも確保してもらって、ホテルに戻りました。
この日は、まだ中国に慣れなくて気を緩める余裕もなく、理想と現実のギャップに精神的にかなり疲れ、さらに市内や晋祠で歩き回って体力的にも疲労しきって、もうへろへろでした。この日がある意味一番疲れたかも…。




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