太原―大同間の景色




太原から大同まで乗ってたバス
乗車してたバス。


■晋の地から趙の地へ
太原からバスに乗り、大同を指して北へ北へと移動します。
晋陽(太原)は晋の中心地からすると北限っぽい地で、そこから北は趙さんちが開拓してったんですよね…(ウロ)。ちうことで、趙が開拓していった地を北上していくことになります。
その間車内から撮った周囲の風景の写真を、いろいろと載せてみます。晋・趙の地の今の風景はこんな感じです〜ということで。
以下の写真は車内から撮影してるので、窓ガラスへの映り込みも一緒に撮れちゃってます。変なものが写ってても心霊写真ではありません…多分。。。

太原から1時間くらい走ったとこ
携帯で撮ったので柵が(以下略)  削ぎ落とされたような岩肌が見えます


撮影時は何気に必死です…欲しい景色がすぐに通り過ぎていくので(>_<)
岩肌に近づいたところでパシャっと。険しいです


何の建物かさっぱり分かりません;
なんか楼閣が見えたので撮ってみる


このへんの景色は見ていて飽きない…
これも、険しさが分かるかな、という一枚…


段々林
岩肌を削って段々畑みたいにして木を植えてあるみたいです



傾斜がなだらかだけど高い山
高い山がぽこぽこ見えてきました。だいぶ景色が変わってきました


うーん自信がない;
トンネルに何て書いてあるか読めない…雁門?


露出してる岩肌の雰囲気が今までと違う気が…
上のトンネルに入る直前の山肌。赤みのある地質で、礫や石も混じってきてますね…
太原近くの岩肌は砂岩質っぽい黄色がかった白の山肌だったのに、ちょっと雰囲気が違う…


近い! おっきい!
トンネル抜けました。山が近い…圧巻!


そーなのか?
「朔州へようこそ〜」ってことで、このへんは朔州というところのようです。
上に「北欧みたいに美しいところ」って書いてあるけど…そうなんすか…


撮れててマジでよかったー!
実はこの一枚は会心のショットですよ!! 看板の類はかなりの勢いで取り損ねたので!
雁門! 雁門!!<落ち着け  雁門といえば、あの人の出身地ですね…
さあ無双ファンの皆様、シャウトの準備はよろしいですか!?






山田あああーーーーーーーー!!!!!






……ハイっ!!(達成感) 雁門といえば、山田…もとい張遼の出身地(雁門郡馬邑県)です。
以前中国に来た時は合肥にも行きましたが、今回は出身地にニアミスできました…うおおん。

雁門といえば、水滸伝にも出てきましたね。
渭州でうっかり鎮関西を殴り殺してしまった魯達が、出奔してふらふらとさまよった末にたどり着いた地です。ここで、自分の手配書をぼーっと眺めていたところ(この頃は全く字が読み書きできなかったからなぁ…)、嘗て助けた金老人にかくまわれ、老人の娘(金翠蓮)の婿殿の趙員外から「近くの五台山で出家して逮捕の手から逃れてしまうのはどう?」と持ちかけられ、その通りに出家して魯智深と名乗るようになった…。
…ということは、この近くに五台山もあるんだろうなぁ…どれがそれだか分からないのが甚だ無念なのではありますが!
…魯智深が山門でもぶっ壊して、派手に砂煙でも上げててくれれば、「あーーあれが五台山かぁ…またろっちーが暴れてるなぁ…」ってな感じで分かると思うのですが(笑)!…なんて。

ちなみにこの近くに代県というところがあります。昔の代国のあたりなんだと思います。
趙無恤が滅ぼした、あの代がこのあたりなんだと思います…多分<戦国期に近いところはいろいろ危ない;


羊?
放牧中〜〜


     *     *     *


■大同到着とその後の災難
午後3時くらいに大同に到着。バスターミナルからタクシーを拾ってホテルに向かいます。チェックインをして、兌換もして、部屋に入って一息…つく前に、ホテルの敷地内にある旅行代理店で、明後日の北京行きの列車の切符を手配してもらうべく、代理店に行きます。

…が、行ってみると「自分でやれ」と拒否られ………

………………。。。

……で、3時間ほど大同市内を彷徨ったのですが、一連のことは思い出すといろいろとツラいので以下省略
とりあえず、大同駅で北京西駅行きの硬座の席は取れたのですが…。…あまりにも心の準備も何もなさすぎました…。

中国旅行は、充実していたのは間違いないのですが、大変なこともいっぱいでした…。。。。。。
今までのレポの中でほんの一言で片づけたことでも、実は大変だったりするのですよ…。「タクを拾って…」と一言で片づけたところも、本当に運よくすぐ拾えた時もあれば、拾うまでに十何分かかったり、タクが来そうなところまで移動したりとか、相当苦戦した時もあるのです…。

ちうごく旅行ってサバイバルに近いよなぁ…この日は切に切に切にそう思いました…。




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