九龍壁




一番左の龍
大同市内の九龍壁


■九龍壁
今日の朝、何箇所の場所を回るのか、かのやさんが馬さんと交渉してらっしゃった時(?)、九龍壁の名前も挙げてらっしゃったみたいで、馬さんがそれを思い出して、ここも回ってくださることになったのです…
雲崗石窟を出たのが16時半過ぎで、予定より遅くなってしまってたのですが、それでも馬さんは九龍壁を、しかも追加料金なしで回ってくださるとのことで…もう本当に本当にありがたい限りで…(>_<)。

ということで、市内に戻って九龍壁へ! さっと行ってさっと戻ってきます〜という感じで入場。入場料は10元ですー。

九龍壁は、その名の通り、九匹の龍のレリーフが壁にくっついてるのです。写真を見ていただくのが一番ですね!

一応ちゃんと9匹入ってます
これが九龍壁です〜


ええと、チケットの裏側の説明によると、これは明の洪武帝(朱元璋)の時、洪武帝の第13子の代王・朱桂の屋敷の前に造られたものらしいです。長さは45.5メートル、高さ8メートル、厚さ2メートル…大きいのがお分かりかと思います。写真に撮るにしても、これくらいに角度をつけないと全部入らないのです;
九龍壁は他にも北京とかに残ってるみたいなのですが、その中でも最大のものがこれなのだそうです。九匹の龍もそれぞれ違ってて、動きもあって面白いです。

壁を写真に収めてると、空が俄かに掻き曇って、雨が降りそうな雲行きになってきました。
そういえば水滸伝にも、雲が湧くところには龍が、風が起こるところには虎が出る〜なんて書いてありましたが、まさにそんなところでしたね…龍が雲を呼んだというか。幸い雨には降られませんでした。

雨が降りそうってこともあって、九龍壁は10分ほど見てタクに戻りました。
そして、馬さんにホテルまで連れて行ってもらいました。ここで、今日のチャーター代と心付けとをお渡しして、さらに明日朝に大同駅まで乗せてってください〜とお願い。かなりすさまじい時間なので大変申し訳ないのですが(後述)、馬さんは二つ返事でオーケーしてくださいました…本当にありがたや…!!


     *     *     *


中国旅行は、観光というより踏破というかサバイバルなことが多かったのですが(涙)、この日ばかりは「観光したー!!」って感じでした。ホント、馬さんのおかげです…。せっかく海を渡って訪れた中国の地、多くの場所を回れるのはやはり嬉しい限りです。しかも、いろいろご迷惑をお掛けしたりもしたのに、文句も言わずに一日乗せてくれて、最後には九龍壁もサービスしてくださって…。交渉役のかのやさんが馬さんといい感じで会話をやりとりしてくださってたこともあると思うのですが、いい運転手さんに当たったおかげで、今日一日は本当に快適でした(>_<)。

ホテルでの夕食(「刀削麺」のページで載せた写真のやつです〜)も、今日は各別に美味しかったですv


     *     *     *


明日は再び北京に向かいます。 北京行きの列車チケットの件でトラブって、思い出したくないほど大変な目に遭ったことは4日目の日記で触れましたが、やっとのことで取れた切符もまた大変なもので、明日朝5時51分大同駅発の硬座でした(でもこれが最善だったのです)。駅には1時間ほど前には着いてないといけないので、当然これより早い時間に駅に着かないといけません。

なので、明日は馬さんには朝4時半にホテルに迎えに来ていただくことになってます。
そんな感じで明日の起床は超早朝です…なので、今日はお風呂に入ったあとは速やかに就寝。
…なんですけど、風呂上りに聞いたかのやさんの怖い話のおかげでなかなか寝付けなった気がするんですけどこの日…!(笑)




△前へ  ▼6日目へ  /  旅行記目次へ  ホームへ